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詩について

詩を書くようになったいきさつと、その時の想いを綴りました。

初めに

今この文章を書くために、ここ数か月の流れを振り返っていました。絶妙のタイミングでその時々に必要なワークを 受け取らせていただいていたこと、魂が現実を引き寄せるってこういうことなのかと、改めて感謝の想いでいっぱいになっています。

日本語への距離を感じて

年末から文字が読めない時期が続いていて、本が読めずにいました。何のサインだろうと思っていたところに、数日体調がすぐれない時期が続き、 信頼するワーカーさんにワークをご依頼することになりました。体の不調は遠隔サポートですぐに改善したのですが、その際にご提案くださった ワークにとても心惹かれて、4回の通話セッションをお願いすることになりました。

アドバイスをいただけることの幸せ

甘えべたな私は深刻な問題ほど誰にも相談せずに抱え込んでしまう傾向があります。この時も今の自分を変革したい、という想いが内からこみあげて きていたようなのですが、自分でも自覚できないまま、何が問題なのかすらよく把握できていませんでした。

普段は、リーディングをしていただくことが苦手な私なのですが、うまく言葉にできずにもどかしく抱え込んでいる内的葛藤を言葉で読み解いて いただき、そのことで解放されてゆく自分に出会えて、とても嬉しかったです。私がうっすら心の底で感じていたことを同じように感じてくださる、 共鳴してくださる方がある、そのこと自体にたくさんの癒しをいただきました。

世界と自分にむきあってゆくこと

多くの人から頂く私の形容詞は『パワフル』と『繊細』です。そのどちらも自分自身として受け入れられずにいた私は、受け入れきれない繊細さを 通して世界とむきあい、因幡の白ウサギさんのように傷だらけになっていたようでした。世界を受け入れられない私は、世界の一部である自分自身 のことも否定し、自分の繊細さをなくなってしまえばいいのにと思っていました。

様々な思い込みを手放して、ありのままの私に還ってゆく、そのプロセスの中で世界とむきあい、自分自身と向き合ってゆくことを続けてゆきました。

繊細さを解き放って

そんな中2月末に、申し込んだコースは毎回物語を語る、という全10回のコースでした。文章が書けなくて言葉にならないもどかしさに、泣きながら自分の 想いを吐露してゆきました。そんな中、『なみさんが感じていることは詩の形式のほうが表現しやすいのかもしれない』とアドバイスをいただき、散文 ではなく、詩を書いてみることにしました。

どうやったら詩が書けるのか。大好きなアーティストさんのことがすぐ頭に浮かびましたが、彼の言葉はあまりに天才過ぎて、参考になりません。 そんな中YOU TUBEで出会ったのが、斉藤和義さんの『アイネクライネ、ベリーベリーストロング』でした。日常の一コマをまるで語るように歌にしている、 こんなスタイルだったら私にも詩が書けるかもしれない。そう思って、『自由について』の詩を書いてみました。

詩に対しての不思議な自信

詩を書くときの私は明らかにモードが変わります。普段は手加減する繊細さを全開にして私の全てを使って世界と向き合う感じです。限られた言葉の中なので 切り取ることが出来るのは世界の一側面なのですが、表現したものに対して不思議な自信があるのです。

詩の本文だけでは意味が伝わらないようなつたない言葉なのですが、詩という形式で表現したものに対しては、誤解されることが怖くない のです。美しくあろうという努力さえ手放して、自己陶酔と笑われることすら手放して。キリキリと至高の表現を目指して遂行するのとは違い、その時の今の 私を切り取る、音源でたとえるならライブ盤のような形式で、言葉と綴っています。

抑圧され続けた繊細さと向き合って

日本語が書けなくなるほど追い込まれて、自分も世界をも見失いかけて、必死で何かを探しているときに書いた詩。書きながら泣いて、読み返して泣いて、 発表の際にまた涙を流して。あれほど泣いていたのは、私の中の繊細さが声をあげて泣いていたのかもしれないなあと思い返しています。

私の詩の中には、思い込みや独りよがりかなという表現も散見されます。言葉の持つエネルギーも大切に扱ってゆくべきエネルギーワーカーとして、詩の本文 以外の箇所においては、読んでくださる方に真意が伝わるように努めてゆきますが、詩の本文においては感情や心象風景として一つ一つを言葉狩りのように添削しない つもりでいます。どうしてもこの部分が理解できない、真意が伝わらないという個所がありましたら、どうぞお知らせいただけましたら幸いです。 一つ一つを真摯なご意見として拝読させていただきます。涙を流せない時期が長かった私は、涙を流して感情を開放できることの幸せも、今噛みしめているのかも しれません。

最後に

自分の心の奥底を覗き込むような、自分をキリキリ追い詰めるような詩が多いので、私のことを怖いヒトと思う方もいらっしゃるかと思います。 一緒に受講した方からは〇野レミさんみたい、と評されたハイテンションな私。私的にはラジオに出演する際の○島みゆきさんかなあと思っています。

詩に関しては素人なので、どのような批評も批判も甘んじて受け取るつもりです。もしも、この詩を読んだ方の心に何かが響いていったなら、詩を通して 受け取れる何かがあることを知っていただけたら。そしてこんな詩なら私にも書けるかもしれないと思っていただけたらこの上ない喜びです。

ご案内更新:2013年5月10日