スピリチュアルについて思うこと
肯定と否定
エネルギーワークは目に見えないものを扱うワークです。
スピリチュアル全般に対して、さまざまな意見をお持ちの方がいらっしゃることと思います。「科学的な立証が不十分」として、幅広い分野を否定する方から、 素晴らしいものだと全面的に賞賛なさる方まで。
そして一番多いのが部分的に肯定する場合もあるけれど、何らかの理由で肯定できかねる部分がある方なのではないかなあと思います。
世界のとらえ方として
私は「スピリチュアル」とはものの見方の一ジャンルだと思っています。物理学者の方がこの世界を計算式を使って解き明かし、説明する ように、化学者の方は、化合式をつかって解き明かし、説明するように。「スピリチュアル」なものの見方を使って、この3次元の世界を見つめて ゆく。
今までは、宗教家の方々が教義として、もしくは秘められた奥義として、世界とは何かという謎に「スピリチュアル」な観点からとりくんでいたと 思います。その宗教を「科学的」に研究なさる方が宗教学者と呼ばれる方々なのでしょう。
今、その宗教の枠組みの内部だけで行われてきたものが、その垣根を越えて、より実践的な形で行われだしたのが、「スピリチュアル」の一側面ではないかなあ と思います。以前は特定の宗教の内部でしか行われてこなかったものが、ワーク、という形で多くの方に向けて門戸が開かれていったと理解しています。
今まではその宗教なり教義に、帰依したものでないと、その存在すら知ることが出来なかったもの。宗教中心の生活を送り、厳しい修行を長い間続けないと その入り口にすら立てなかったものが、今では個人の思想や宗教に拠ることなく、必要なワークを提供でき、受け取ることができる。自分にとって何が合うのか、探求 してゆきたい方にとっては、より自由度が高くなったと思います。
ご自身の思いを尊重する
私は「スピリチュアル」な世界を部分的にだけ肯定するのは、とても健全なものの見方だと思っています。その方の物の見方、世界のとらえ方の根幹に近いところに あるものですから、ご自身の考えや感じ方と相いれないものに対して、不信や疑念を持つことのほうがある意味自然かなあと思います。
それぞれの方にそれぞれの物の見方があり、その方その方にとっての真実はなにより尊ばれるものだと思っています。
「私はあなたのいうことに賛同できない。ただ、あなたがそれを表明する権利は全力で守る」という表現があるそうですね。
私は有料、無料のスピリチュアルなワークに大きな恩恵を受けてきました。そして、必要な方に必要なワークが届いていってほしいなあと願っています。
そしてこの文章を読んでいる方には「スピリチュアルがものの見方の一つ、という考えが存在する」そのことを認めていただけたらと思います。 そして、それはあなたの物の見方や感じ方を否定するものではなく、何かの教義を絶対的な善として押し付けるためのものではなく、世界の在り方を見つめる ツールの一つであると思っています。
ご案内開始:2011年11月3日